
現代文明の象徴とも言える自動車。今や旅行や物流など人・モノの移動を担う大動脈としての地位を揺るぎないものとしています。日本でも車社会が進行し、一家に1台の時代が到来しつつあります。そんな車ですが、その歴史はすでに100年以上にも及びます。自動車といえばガソリンで動くもの、という印象がありますが、じつは最初の自動車は蒸気機関で動くものでした。しかし性能や安全性に問題があるといった要因から思うように普及が進みませんでした。わたしたちが思い浮かべるガソリンでの自動車が誕生したのは1870年。ユダヤ系オーストリア人のジークフリート・マルクスによる第一マルクスカーによるものでした。その後1885年にダイムラーとのちにベンツを創業するカール・ベンツが別々にエンジンを改良。現在ではこれが自動車の歴史のスタートとされています。
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しかし当初はまだまだ開発・製造に時間と費用がかかり、製品として実用化できるレベルではありませんでした。大量生産による製品化に成功するのは20世紀に入ってから、1908年にフォードがフォードT型の開発に成功したのがきっかけです。低価格化が進んだこともあり、以後急速に一般社会に普及していくことになりました。ここ日本で自動車が普及するようになったのは第二大戦後から、目覚ましい経済発展、自動車メーカーの世界進出などの動きと連動してのものでした。先鞭を切ったのはかの本田宗一郎。すでに50年代初頭には自動車の開発をはじめていました。70年代に入ると海外への輸出が急速に進むようになり、80年代には世界第一の自動車生産国の座につきました。そんな自動車の歴史も21世紀に入って曲がり角にさしかかっています。低価格化、高性能化の競争がひと段落し、今度は地球環境に適応したエコ技術に注目されるようになっているのです。電気自動車、ハイブリッド車などは今後の自動車の歴史を担う存在となっていくことでしょう。自動車の歴史は技術の歴史でもあります。これからの発展、未来にも期待したいところです。
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